半年で15キロ痩せた
ダイエットマスターが贈る
365日で痩せる方法!
この記事の趣旨
第60話 「 腸活ー脂質改善編 第十二話 」
ダイエットは、体を酸化させ、老化や慢性炎症を引き起す
「 フリーラジカル 」を増やしてしまう行為だ!
だから、キレイに痩せたければ
ダイエットと同時に、フリーラジカルを減らす対策を取る必要がある!
そのために出来る事は
- 活性酸素の発生を減らす
- 抗酸化物質を摂る
- 酸化した食品を口にしない
この3つがある・・・
ということで、前回まで
「 活性酸素の発生を減らす方法 」
「 抗酸化物質を摂る 」
この二つについて徹底的に見てきました。
今回は「 フリーラジカル を体内から減らす3つの方法 」の中から最後の一つ
「 酸化した食品を口にしない 」について見ていきましょう。
じつは、酸化した食品とは
トランス脂肪酸と並び
絶対に口にしてはいけない「 危険な油 」のことなのです!
お楽しみに♪
このブログの趣旨
このブログでは
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実践すれば、誰でも
365日ですっきり痩せられる!!
をテーマに
20年後、お年頃になって
ダイエットを志した娘( 今4歳 )に
私が正しいダイエットを教える!
といった構成で
意志薄弱な、私が
半年で15キロ痩せられた
ダイエット方法を公開しています。

果物と野菜の摂り方を
間に挟んだから
忘れてしまったかもだけど・・・
フリーラジカルを減らす
方法が3つあったの覚えてる?
えーと
待ってね!!
- 活性酸素の発生を減らす
- 抗酸化物質を摂る
- 酸化した食品を口にしない
だったわよね?


おぉ!
いいねぇ!!
今回は
「 酸化した食品を口にしない 」
にスポットを当てて
見ていこうと思うんだけど
その前に「 酸化脂質 」
について復習しておこう
「 酸化脂質 」の発生と体に対する悪影響

「 酸化脂質 」は、体内の脂質が「 活性酸素 」によって酸化することで生まれます。
復習とはなりますが、酸化脂質が体内で発生するメカニズムと、体に与える悪影響についてざっと復習して、おきましょう。
酸化のメカニズム: 活性酸素 が体を錆びさせる
通常、酸素原子は「 陽子( + ) 」と「 電子( - ) 」が同数で、プラスとマイナスのバランスが取れていて安定しています。
この酸素が体内で不完全燃焼を起こしたような状態で生まれる「 活性酸素 」は「 電子( - ) 」が一つ少なくバランスが崩れた不安定な状態で存在していています。
活性酸素は、他の原子や分子から電子を奪って、安定しよう( 酸素へ戻ろう )とする働きにより、体内に侵入してきた有害な細菌を殺菌してくれていて、免疫力を高める効果がある一方で、体内に沢山ありすぎると、自分自身の細胞からも電子を奪い、ダメージを与えてしまう・・・諸刃の刃なのです。
活性酸素により電子を奪われた細胞は、その隣の細胞から電子を奪い、さらにその細胞はその隣から・・・
という具合に、電子の奪い合いが体内で続いている状態を「 酸化ストレス反応 」と呼びます。
酸化ストレス反応を起こしている細胞は、常にダメージを受け続け、酸化した鉄が錆びて劣化するように、細胞も激しく劣化するのです。
酸化脂質も活性酸素が作り出す
活性酸素は、体内に侵入してきた細菌や、あなた自身の細胞だけでなく、ありとあらゆる物質から電子を奪い酸化させます。
例えば血液中の「 脂質 」が活性酸素に、電子を奪われると「 酸化脂質 」になります。
全身の細胞の、細胞膜の材料として使われている脂質は、酸化脂質となった後も血液に乗って全身の細胞へ運ばれ、活性酸素と同じように働き、細胞にダメージを与えます。
このように活性酸素や酸化脂質などの、酸化物質( フリーラジカル )によって引き起される酸化ストレス反応が、いつまで経っても治らない口内炎や吹き出物、何年も続くような関節の痛み・・・といった「 慢性炎症 」の原因となっていて、これを放置していると、ありとあらゆる病気の引き金となってしまうのです。
また、血管内に放置されたコレステロールもフリーラジカルによって酸化され、酸化コレステロールとなります。
この酸化コレステロールは免疫システムから異物として見做され、白血球によって貪食( 白血球に取り込まれる )されます。
容量一杯まで酸化コレステロールを取り込んだ白血球は、血管壁に潜り込んでこれを処理します。
これが動脈硬化の直接の原因となっているのです。
フリーラジカルと慢性炎症について詳しく知りたい方は
こちらの記事からどうぞ

っていうのが
酸化脂質の
復習ね。
体が錆びて
劣化するなんて
怖いわよね・・・


そして今回
その酸化脂質を
毎日の食事で
口にしているかも知れない!
っていうことを
詳しく見て行くよ!!
OK!!

酸化脂質は食事にも含まれている

酸化脂質は、劣化( 酸化 )した油に含まれている
酸化脂質は、体内で活性酸素によって作り出されるだけでなく、じつは日々、口にしている食べ物にも含まれていて、私達は知らず知らずのうちに、体内に取り込んでいます。
では、どのような食品に酸化脂質は含まれているのか?
というと、揚げ物や炒め物など、油を使って高温調理された食品全般です。
油を何度も使い回す。
油を長時間加熱し続ける。
過度に高温になるまで加熱するなどすると、油は激しく酸化して「 酸化脂質 」が生み出されるのです。
「 酸化脂質 」は、吸収率が低く、食事から体内に取り込まれる「 酸化脂質 」は体内で生み出される「 酸化脂質 」と比べて、たいした量ではなく、問題ではない!という研究結果も発表されていますが・・・
経口摂取によって体内に取り込まれる酸化脂質の量は微量でも、酸化脂質によって受けるダメージは体内に蓄積するので注意が必要です。
酸化脂質は体内に継続的なダメージとして蓄積する
例えば、酸化脂質の中の一つに「 過酸化脂質 」と呼ばれる物質があります。
「 過酸化脂質 」は油の酸化の比較的、初期段階で発生する化合物の一つで主に「 多価不飽和脂肪酸 ( ※詳しくは次回 )」と酸素が反応することで発生します。
そんな過酸化脂質の一つ「 ヒドロペルオキシド 」は、吸収されたあとに代謝の過程で体内の酵素などと反応して、毒性の高い物質に変化してしまう不安定な物質で、代謝の過程で「 マルオンダイアルデヒド ( MDA ) 」や「 4-ヒドロキシノネナール ( 4-HNE ) 」といった二次生成物を発生させます。
マルオンダイアルデヒド ( MDA ) は「 アルデヒド 」の一種で、アルコールの分解過程で出来る「 アセトアルデヒド 」と同じく、毒性の高い物質です。
しかも、アセトアルデヒドは、数時間で水や二酸化炭素へ分解され、尿や呼気として体外へ排出されるのですが、マルオンダイアルデヒド ( MDA ) や4-ヒドロキシノネナール ( 4-HNE ) は「 酸化ストレス反応 」や「 慢性炎症 」を引き起こし、タンパク質や細胞膜、DNAに「 ダメージの連鎖 」という形で蓄積していくのです!
酸化脂質は老化や病気の原因
細胞内に蓄積する酸化脂質によるダメージは、最終的に細胞の機能を損ない、重篤な病気の原因となってしまうことすらあります。
詳しく見て行きましょう。
ます酸化脂質が体内に増えると、酸化ストレス反応によって、体中の細胞の表面の、細胞膜が劣化します。
これは肌荒れや、お肌の老化といった症状で表面化します。
さらに酸化ストレス反応が継続していると、原因不明の関節痛といった慢性的な痛みに発展していきます。
酸化脂質は、治らない口内炎や吹き出物。長引く関節痛といった症状であなたを悩ませますが、その症状の裏で目に見えない、もっと恐ろしいことが進行しているのです。
細胞膜の劣化が進み、酸化ストレス反応が、細胞内にまで広がると細胞内のDNAまでもが、損傷します。
通常、DNAに異常をきたした細胞は、免疫細胞によって見つけられ処理されるのですが、細胞膜が劣化していると、細胞内と免疫細胞とのやり取りがスムーズに行えず、異常な細胞の発見が遅れ、体内に残り続けるリスクが高まるのです。
こうして多くの「 正常に働かない細胞 」が体内に溜まり続けているうちに・・・
その中の一つでも、コピーされ増殖を始めると、それが「 癌 」なのです。
なんと酸化脂質を多く含む劣化した油を口にしているだけで「 癌 」になるリスクすら高めているのです。
いかがですか?酸化脂質を口にする危険性が、分かっていただけたでしょうか?
さらに「 酸化した油 」が抱えた問題は・・・
こんなものでは終わりません!
酸化した油・・・
すでにかなりヤバいのに
まだ、何か問題があるの??


そうなんだ。
酸化した油は
血液をドロドロにする働きも
あるんだ。
飽和脂肪酸よりも?


お!
よく覚えていたね!
断然!!
飽和脂肪酸より
「 酸化した油 」の方が
危険なんだ!!
飽和脂肪酸について詳しく知りたい方は
こちらの記事をどうぞ
酸化脂質は、腸内環境を劇的に悪化させる

「 酸化した油 」の危険性は「 酸化脂質 」を摂取してしまう。
ということと、もう一つ「 腸内環境を劇的に悪化させて血液をドロドロにする 」という問題も抱えているのです。
何故そのようなことがおきるのか、詳しくみていきましょう。
酸化した油を口にすると、腸内環境が劇的に悪化する
あなたは、揚げ物を食べすぎて、気持ちが悪くなったりお腹が痛くなったり。
激しい下痢になったりしたことがありませんか?
これは「 酸化した油 」の摂り過ぎが原因かもしれません。
なんと!
酸化した油を摂り過ぎると、食中毒に似た症状を引き起こすことすらあるのです。
食中毒で、激しい下痢や嘔吐がおきるのは、体にとって有害な毒素を出す細菌( 食中毒菌 )を、体外に早急に排出するための反応です。
酸化した油を大量に摂った時、下痢になるのは「 酸化脂質 」が腸の粘膜を刺激することで腸の蠕動運動( ぜんどう運動 )が活発になり起きるのですが、これは危険な「 酸化脂質 」を、体内へ大量に取り込むことがないよう、腸の緊急システムが発動している・・・
もしくは、大量に腸内に持ち込まれた「 酸化脂質 」を「 食中毒菌 」と同じくらい危険な物だと、腸が判断している。
と言えるかもしれません。
ともかく「 酸化した油( 酸化脂質 ) 」を摂り過ぎると、腸内環境を、劇的に悪化させてしまうのです。
酸化した油を摂り続けていると、血液がドロドロになる!
良い腸内環境では、善玉菌と呼ばれる細菌が、食物繊維を餌に発酵活動を行い、短鎖脂肪酸という物質を生み出しています。
また短鎖脂肪酸によって、腸内は酸性に保たれ、体に有害な細菌の繁殖を抑えてくれることで、ますます善玉菌が優位となり、腸内環境が整うという良いサイクルになっています。
そしてこの短鎖脂肪酸にはコレステロールの合成を抑制する働きがあり、善玉菌優位の良い腸内環境が保たれていると、コレステロール値も正常に保たれるのです!
しかし「 酸化した油 」を大量に食べた腸内では、消化もそこそこに早く酸化脂質を体外へ排出しようと、未消化の食品が大量に大腸へ運び込まれます。
この未消化の食品こそ、悪玉菌と呼ばれる細菌の大好物なのです。
悪玉菌は腸内で、消化不良を起こした食品を餌に、腐敗活動を行い、アンモニアや硫化水素といった体にとって有毒な物質を生み出します。
これらの毒素により、腸内は一気にアルカリ性へ傾き、腸内は有害な細菌が繁殖しやすい環境になります。
さらにアルカリ性の腸内では、酸性の環境を好む善玉菌は弱り、ますます腸内環境は悪化するという負のループに陥ります。
また、酸化脂質自体から受ける刺激に、悪玉菌の出す有毒物質もプラスされ、ますます下痢が促進されるのです。
このように、酸化脂質を大量に口にすると、劇的に腸内環境が悪化することになり・・・
善玉菌の活動が抑えられることで短鎖脂肪酸の産生が減る。
結果、体内のコレステロールの合成が増え、血中のコレステロール値が高くなることで、血液はドロドロになるのです。
腸内環境の悪化を放置していると・・・
さらに日常的に「 酸化した油 」を口にし、悪化した腸内環境を放置し続けていると・・・
酸化脂質や、悪玉菌の出す有毒物質に、腸内をさらし続けることになり、そのうち腸壁を守っている粘膜に穴が空き、腸壁の細胞が直接、有毒物質に晒され始めます。
これにより腸壁の細胞が傷つき、細胞間の結合が緩んで出来た隙間から、栄養素だけでなく有毒物質や有害な細菌が、血中へ漏れ出してしまうようになるのです。
このように透過性が高まった腸を「 リーキーガット 」と呼びます。
リーキーガット自体には、特にこれといった大きな症状があるわけではないのですが、体の怠さや頭痛といった不定愁訴や、風邪をひきやすくなったり・・・肥満や糖尿病、癌などのリスク要因になっている、と考えられています。
リーキーガットについて詳しくは
こちらの記事からどうぞ
【 関連投稿:免疫を司る腸 】
通常、酸化脂質を大量に摂取すると、腸の緊急システムが作動して下痢になり、吸収する前に大部分は体外へ排出されるのですが・・・
腸内が酸化脂質の刺激にさらされ続け、リーキーガットを引き起すと、酸化脂質が排出される前に、血中にダダ漏れになってしまう。
ということすら考えられるのです。
日常的に酸化した油を口にしていると・・・
酸化脂質が、腸内環境を劇的に悪化させ、コレステロール値を高め、さらに酸化脂質を大量に体内に取り込んでしまう原因まで作ってしまうのです。
酸化した油が引き起す、負のループは止まらない
さらに酸化した油の引き起こす負のループは止まりません。
コレステロールは全身の細胞膜の原料として使われている大切な物ですが、細胞が必要とする以上の量が供給され続けると、余ったコレステロールは血管内に放置されます。
そこへもし酸化脂質が、大量に血中へ漏れ出していたら・・・
冒頭の章でも書いたように、コレステロールは、酸化脂質( フリーラジカル )によって「 酸化コレステロール 」へ作り替えられ、それが「 動脈硬化 」の直接の原因となります。
動脈硬化をおこして、狭くなった血管内に、コレステロール値が高くドロドロの血液が固まり、血栓を作って詰まる。
動脈硬化を起こして脆くなった血管が、ドロドロの血液を全身に届けようと心臓が頑張って送り出している、高い圧力に耐えきれず破裂する。
これらのことが脳の血管で起きれば、脳梗塞、くも膜下出血といった劇症を伴う病気としてある日突然あなたを襲い・・・
運が良ければ一命は取り留めるが、障害が残る。
運が悪ければそのまま帰らぬ人となる。
なんてことにも、なりかねないのです。
そしてコレステロール値が上がるのも、余ったコレステロールを酸化させるのも・・・
酸化脂質の摂り過ぎが、大きな原因の一つになのです。
コレステロールと動脈硬化の因果関係。
詳しくはこちらの記事からどうぞ。
【 関連投稿:ダイエットするなら「 慢性炎症 」を抑える取り組みが必須? 】
酸化脂質はできるだけ口にしない努力をしよう!

酸化脂質の吸収率は低く、食事から吸収される量は限定的だから、食品に含まれる酸化脂質など、たいした問題にならない。
だからそこまで気にする必要はない!
という意見が間違いだ!
そして・・・
日常的に酸化脂質を含む「 酸化した油 」を食べていることが、どれ程危険な状態か?
理解していただけたのではないでしょうか?
そもそも酸化脂質の吸収率が低いというのは、腸がしっかり吸収する前に下痢として体外へ排出してくれているおかげかもしれません。
しかし、そんな腸内環境の悪化した状態を放置していると、それが酸化脂質を大量に体内に取り込む原因になってしまうのです!
たとえ吸収される酸化脂質が微量であったとしても、酸化脂質を含む「 酸化した油 」は、決して口にしない!
と心に誓うくらい!?でちょうど良いのかもしれません!?
「 酸化した油 」は「 トランス脂肪酸 」とならび、絶対に口にしないでいただきたい油なのです!!
なるほど・・・
腸内環境って
奥が深いわね。


きちんとした知識を持って
食事を選ばないと
腸の健康は保てないんだ!
「 酸化した油 」
がヤバいって言うのは
分かったけど・・・
どうすれば
口にせずに済むのかしら?


それは次回のお楽しみ♪
今回のまとめ
「 酸化脂質 」は体内で活性酸素によって作り出されるだけではなく
食事に含まれるものを吸収することでも、体内の酸化脂質は増えます。
酸化脂質は、高温調理や何度も使い回され劣化( 酸化 )した「 油 」の中で発生します。
その「 劣化( 酸化 )した油 」を口にすると、酸化脂質を体内に取り込んでしまうのです。
そして体内に取り込まれた「 酸化脂質 」は細胞壁やDNAを酸化させ、劣化させたり
細胞の機能を損なってしまう原因となります。
さらに「 酸化した油 」は
もう一つ大きな問題を抱えています。
それは、腸内環境を劇的に悪化させてしまうのです!
酸化脂質を摂り過ぎると、腸内環境が悪化して、コレステロール値の上昇を招き、血液はドロドロになります。
さらに、取り込んだ酸化脂質で、酸化コレステロールを大量に作り出してしまう。
そしてそれが動脈硬化の直接の原因となるのです。
このように「 酸化した油 」は
「 人工トランス脂肪酸 」と同じく
絶対に口にしないでいただきたい「 危険な油 」なのです!
ではどうすれば、この危険な油。
「 酸化した油 」を口にせずにいられるのでしょうか?
それについては次回詳しくお伝えします。
あなたが料理に使っているその油。
封を切る前から、既に酸化しきった
危険な油かもしれない・・・
といった内容です!
お楽しみに♪
 
		
	

